2024.04.22 145 views
八尾南にオレンジはあります。3
よその町にはなかなかないものが八尾南にあります。空港です。毎日頭の上をいろんな軽飛行機とヘリコプターが行き交っていて、オフィスから歩いて10分ぐらいで滑走路の真横まで行けたりもします。
八尾空港といえば、バブル時代クリスマスに空から夜景を見に行くヘリが八尾空港から出てるらしい、くらいのイメージしかなかったのが、いまやめちゃくちゃ身近な存在になって、手が届くくらいの近さで飛んでる軽飛行機を見てると、あれ、これっていまからでもがんばれば操縦できるんちゃうかとか思ったり。
オレンジが八尾南に越してこなければこんなことは思わなかっただろうし、偶然の出合いでやりたいことが見つかったりするものですね(飛行機の免許はウン百万円と休みの日を3年くらい注ぎ込まないといけないらしくあっさり断念しましたが)。
偶然の出合いと少し似ているもので、この仕事を始めたての何十年も前に先輩から言われた「脳にいろんな種を植えといたら同じものを見てても見えてなかったものが見えるようになるよ」という教えがあります。
目から入った情報が脳の中の何かと結びついて何かを気づかせてくれる。そのことについて真剣に考えていないときにも、脳の中の回路に微弱電流が絶えず流れてて関連するものを結びつけようとしてくれてる感じがします。
休みの日でも脳が勝手に仕事のアイデアを探してたりすることも多々あって休んだ気にならなかったりもするけれど、ふわぁっとアイデアが思い浮かんだ瞬間が気持ちよくて好きなので、やっぱり脳に種を植えるようにしています。
なので今日も種を植えつつ、素晴らしいアイデアに出合うためには仕方ないからちょっと寄り道しようかなと、もっぱら一杯呑んで帰る言い訳に使っています。
WRITTEN BY PON
アラフォー、アラフィフの次は、アラ還。日本語ってごちゃまぜオッケーの柔軟な言葉、そんな言葉とともに仕事して早30余年のディレクターです。