WEEKLY (THINK)

peelの週報。
スタッフの日常×クリエイティブシンキング

ILLUSTRATED BYたていし

2024.09.30 234 views

シン・はだかの王様

我が家はこどもがまだ幼稚園でして、寝る前に、絵本や童話の読み聞かせをしています。

 

大人になって、改めて童話を読むと、小さいころには分からなかった物語の奥行きや楽しさを感じます。

 

この前、「100万回生きたねこ」を読んだときには、思わず涙してしまい、こどもに笑われてしまいました笑。

 

さて、誰もが知っている童話「はだかの王様」は、本当のことに気づかない、本当のことを言えない集団の愚かしさが描かれた、大人が読んでも深い示唆を得られる名作童話ですが、最近、現実には、もっと笑えない「はだかの王様」もあるのかもしれない、と思いました。

 

たとえば、国の財政が厳しく、新しい服を買うに買えない王様がいたとしましょう。

 

大臣も、王様が裸であることに気づいているが、台所事情を知っている以上、「王様、新しい服を買ってください」とも言えません。王様も、大臣も、なんとか民衆に気づかれないように、裸のままやり過ごしたい、と願っています。なのに、民衆は気づいてしまい、「裸だ、裸だ」と騒ぎ立てられてしまいます。そんな可哀そうな王様も、現実の世の中にはいるかもしれない、と妄想してしまいました。

 

そんなとき、王様はどうしたら良いのだろう。わたしは考え、そして、至りました!

 

裸になっても凄い、いや、裸のほうが凄い王様になれば、何の問題ない!絞りに絞った鋼鉄の筋肉を纏う王様。それこそが、シン・裸王(ラオウ)ではないかと!

 

と、冗談はさておき、いつでも、どこでも、本音で話せる(裸になれる)表裏の無い、誠実な人間になりたいものですね。

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WRITTEN BY masatsugu

娘と息子がおりまして、趣味は実益を兼ねてのお料理です。

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