WEEKLY (THINK)

peelの週報。
スタッフの日常×クリエイティブシンキング

ILLUSTRATED BYubiik

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“なんかいい”って、なんだ?

 

「なんかいい」「かっこいい」「おもしろい」。

 

これらポジティブな言葉も、考えて導き出した結論というより、先に感じてしまった何かだ。

前回書いた「嘘くさい」と、たぶん同じ仕組みで動いている。

 

私たちは日常的にこの「なんかいい」を嗅ぎ取り続けている。

展覧会、街の風景、食事、音楽、誰かの言葉。意識的にインプットしているというより、生活の中で自然に蓄積されていく。そして「なぜいいのか」を自分の中で分解し、言葉やビジュアルや音楽として、他人に届く形へ再構築する。

 

これが、クリエイティブの基本動作なのだと思う。

 

この「なんかいい」の精度は、経験の蓄積によって変わると思う。

カメラマンと素人が同じ写真を見ても、見えている情報量はまったく違うはず。構図、光、粒子、ノイズ、質感。日常的に見続けてきた人ほど、細部まで照合できる。「解像度が違う」と言ってもいい。

 

だから、まだインプットしたままの情報を共有したいとき「あのPVの世界観」のような表現を使うのではないだろうか。そしてチームのみんなも理解とアウトプットに協力しようと、その手がかりのような言葉を大事にする。

 

 

ここで生成AIの話に戻る。

 

まだ言語化されていない「なんかいい」も「嘘くさい」も、現時点ではおそらくプロンプトで伝えにくい。一方で、「グラスモーフィズム」のような、すでに型として共有された表現の再現は得意だ。

 

時代性や空気感とクライアントの想いを接続し「届く表現」を探すこと。

 

私たちがやってきた、この作業をいつかAIができる日も来るのだろうか?

 

生成AIの画像が溢れる時代。

「クリエイターくさい画像」という言葉が生まれる日も近いのかもしれない。

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WRITTEN BY ubiik

プランニングやディレクションをしています。時短勤務中。福岡、淡路島が好きです。

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