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裏側が見たい
展覧会に行くと最近は撮影OKなところが増えてきた。
少しずつではあるけど、作品の制作過程が展示されていることも増えてきたように思う。
超一流の方のお仕事の裏側を見られるなんて、、あぁありがたい。
なんなら作品展示よりも時間をかけて見入ってしまう。
2024年、一番わくわくしたのが
いま話題のうめきたエリアに完成したグラングリーン大阪で行われた
吉田ユニさんの「PLAYING CARDS」展だった。
吉田ユニさんはCGのようなトリッキーな作風でありながら
実はアナログな手法で表現されていることが魅力。
今回の個展はトランプの図柄を食べ物や身近なものを使って表現するという
コンセプトで、客層のほどんどが若い女性だった。
制作過程として展示されていたのは、手書きラフの構想段階から
カラーラフになり試作へと進んでいく準備段階。
そして撮影本番の様子は映像で見せて下さっていた。
パプリカがジョーカーになっていくようす…
パスタが♡の3になっていくようす…
一度は作品で驚かされ、その種明かしをしてくれている制作過程で
ふたたびマジックにかけられたような気持ちになる。
だから私は制作過程の展示が大好き。
そしてテンションがMAXに上がった状態で最終コーナーを曲がり
グッズ売り場へと吸い込まれていくのであった。
WRITTEN BY shiro
主食は氷。真冬でもアイスコーヒー飲みながら仕事をしているディレクターです。