WEEKLY (THINK)

peelの週報。
スタッフの日常×クリエイティブシンキング

ILLUSTRATED BYたていし

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人生を変えたリンゴ

私は、高専と大学で機械工学を学んでいた。
しかし、仕事に選んだのはグラフィックデザインの世界だった。
一体何があったのか?
それは、30年前に出会ったリンゴのマークのあれが原因だ。

 

絵を描くのが子どもの頃から好きで、
中学3年からイラストを描くことを始めた。
高専では学際で販売するサークルの会誌に、
イラストを描くことを生きがいにしていた。
そして20歳の時、ついに手に入れることができた
初めてのMacが【Power Macintosh7200】だ。

 

 

イラストに色を塗ることを目的にしていたので、
ハイスペック機の中でも1番安価な機種を買ったのだ。
当時25万円以上したと思う。
モニター・プリンター・スキャナーなど同時に買い揃えたら、
全部で50万円くらいになり、
バイト代と貯金がスッカラカンになったのを覚えている。

 

なんとか手に入れたAdobe Photoshopを使って、
スキャンした線画にマウスで色塗りをしたのを思い出す。
作業効率が悪いので後にペンタブレットも手に入れ、
ひたすらカラーイラストを描いていた。

 

2年後、大学の漫研仲間とコミケにサークル参加するまでにいたり、
Macに触れることに至上の喜びを抱くようになっていった。
そして「Macで仕事がしたい!」と思うようになり、
就職先の方向転換を決意することになった。

 

無謀な挑戦ではあったが、無事現在の職につくことができ、
以降ずっとMacユーザーであり、Apple信者だ。

 

初代のiPodも中古で手に入れ、小さな筐体に1,000曲以上の音楽が
入ることに驚き、くるくると回るホイールの操作感が心地よかった。

 

アルミボディーのディスプレイ一体型のiMacは、
ハイスペックと見た目の美しさを兼ね備えた見事な機体でお気に入りだった。
しかし、落雷でお亡くなりになって悲しい思いをした。

 

それ以降は、ノートモデルでも十分なスペックとなったので、
Macbook Pro、Macbook Airと、5〜6年に1度買い替えを繰り返している。

 

現在、家にあるPCは全部Mac、
家族が使うスマホもiPhoneで揃えており、
ゲームと動画鑑賞用にiPadも使っている。

 

30年間、Macにどっぷりハマっている。
そしてこれからもApple信者であり続けるだろう。

 

“リンゴ”に変えられた人生も悪くはなかったかな。

 

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WRITTEN BY Kaito

物作りをこよなく愛するディスプレイクリエイター。ディスプレイのことなら提案、設計、デザイン、業者発注&管理などあらゆる業務をこなします。趣味はDIY!

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