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キンキラゴボウは、黄金色
夏休みが始まり、
子どものお弁当を作っていると、向かいから
「ママ、これキンキラゴボウ?」
と聞かれた。
え?なにそれ、ステキな響き。
目の前にある「ゴボウ」が“キンキラ” をまとった。
みりんの照りが艶やかに光り、ゴボウは黄金色に輝きだす。
たった一文字の変化が、朝の食卓に魔法をかけた。
その他にも、「パベル(食べる)」や「トウモコロシ(とうもろこし)」。
子どもと話していると、そんな“言いまちがいコトバ” によく出会う。
それは、歌の中にも。
「♪お魚くわえた コラ猫」
サザエさんのオープニング曲の歌いはじめ、本当はドラ猫。
でも、そのあとに「追っかけて」と続くから、
「こらー!」と、追いかけられているネコの姿が先に浮かぶ。
間違えていたって、意外としっくりくることもある。
そして、私がいちばん好きなのは、
3歳の頃によく歌っていた、この一節。
♪ゾウさん、ゾウさん
お鼻が長いのね
「ゾ~~~~~~ウよ!!!!」
間違えてるどころか、ダジャレまで入ってきた。
「子どもの言いまちがい」で調べてみると、オウム返しで正しく言い直したり、
クイズにして覚えたり、いろいろな矯正方法が出てくる。
なるほど、と思う。
だけど、こういう言葉に出会えるのも今だけで。
キンキラごぼうだって、いつかは普通のきんぴらごぼうに戻ってしまう。
だから、自分で気づくその日までは、もう少しだけ
このまま楽しませてもらおうかな、と思う。
WRITTEN BY sag
デザイナーです。年に一度開かれる器市を楽しみに、今日もお仕事しています。