2024.01.15 169 views
コーディネイトはこうでねぇと
子どもに魔女かと恐れられ
上司にタフだと勘違いされ
同僚には昨日と同じ服かと尋ねられ
夏は日差しを一手に集め
クリーニング代はかさみ続ける
それでも私は毎日黒い服を着る。たまーーーに違う色を着てたら待ち合わせで見つけてもらえない。そんな全身黒づくめの私が黒色についてちょっと語ろうと思う。
お洋服の場合。
赤っぽい黒は若干カジュアルな印象。やけた色っぽい感じがするからあんまり好きじゃない。
青っぽい黒はシックでモードな印象。シュっと見える(主観)。
個人的には上下黒で合わせるときにも注意が必要だと思ってる。素材が違うものなら若干色がズレててもあんまり気にならないけど、似た素材同士で色が合ってないとソワソワして落ち着かない一日になる。
グラフィックデザインにおいても黒具合は難しい。
黒に見えても実際のインクの分量はK100%じゃないこともある。制作物の全体の雰囲気によってリッチブラック(例:C40% M40% Y40% K100%など)にしたり、温かみを感じるウォームグレーやクールな印象のブルーグレーにする場合もある。
peelの黒も、限りなく黒に近いグレーにした。真っ黒にしてしまうとコントラストが強くなりすぎて目がチカチカしてしんどい。だってあくまでも作品がメイン。主役を際立たせるための黒が必要だから。そうすることで全体のイメージがまとまった。
黒にも色々ある。毎日黒づくめだけど、私からすれば全部違う黒だ。組み合わせやバランスのルールもある。やっぱり黒のコーディネイトはこうでねぇと。
WRITTEN BY koory
デザイナーです。メガネと服が好きです。年中ほぼ黒い服をきてます。黒以外をきてると見つけてもらえません。