今見えている赤色は本当に赤色なのか | peel

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peelの週報。
スタッフの日常×クリエイティブシンキング

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今見えている赤色は本当に赤色なのか

赤色は、『警告色(けいこくしょく)』とも呼ばれ、動物の本能へ「危険だぞ」と訴えかける。

 

しかし赤色は、日本において古来より特定の病気を祓う色として重宝されてきた。

ほど近い中国でも幸福、吉祥の色とされている。

 

人間の目は100万色以上の色を識別できるらしいが、その認識は人それぞれである。

私が昨日行ったマクドナルドの赤色は、空腹時に見るとなんだか食欲を掻き立てられる。

しかし、食べ終わると内装の奇抜な赤色によって緊張感を与えられ、早く店を出たくなる。

 

私が見ている赤色は、本当に『赤色』なのだろうかと考える時がある。

体から流れた血を見れば、きっと本能的に恐ろしいと思う。であれば、体から緑色の液体が出ることは恐ろしくないのか?

 

体から緑色の液体が出ること、きっとこれは「血は赤色」という前提があっての恐怖である。

大量出血は放置すると死に直結するので、やはり考えるより先に感覚が「恐ろしい」と思うのだろう。

 

マクドナルドのロゴも、救急車も、中華風の飾りものも、ポストも、いちごも、国旗も、全て同じ赤色で、全て異なる意味を持つ。

80億人近い数の人間が存在するこの世界において、赤色は80億通りに近い意味を持つのだろう。

色は間違いなくひとつしかないが、そこにおける思考は無限にあるのだ。

 

そう考えると、少し変化しただけで様々な印象を操作する『色』というものは、本当にクリエイティブだ。

 

などと考えていると、目の前に赤色である。赤信号だ、止まらなきゃ。

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WRITTEN BY たていし

コーダー兼デザイナー。まだまだ勉強中です。販売終了した期間限定商品のことをふと思い出しては、もう一度食べたいとしょんぼりしています。

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