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コオリのデザイン
「イマドキのカキゴオリは、ちょっと
オモシロイよ」そんなコトバに連れ出されて、
ガリガリコオリにカラフルなシロップで
いただくのとはちょっと違う、
イマドキなカキゴオリに出会って早4年。
シャリシャリとカキゴオリ機から削り
出されるコオリの原型は全部マシカク&
透明で同じなのだけれど、器に盛られた
その姿は「まん丸型」「楕円型」「ドーム型」
「タテに丸型」「ふんわり山型」「ケーキ型」
「とんがり型」「平盛り」などなど、
バリエーション豊かでどれも個性的。
「こんな風につくりたい」
「あんな感じにしたい」と思っても、
それはどうやら簡単に真似できるものでも
ないらしく、削り手そのものの個性が
反映されているように感じられるのも
オモシロイところ。
もちろん、練習をすれば目指すカタチ
にはたどり着けるのだろうけど、
コオリの削り手たちは、みんなそれぞれが
自分だけお店だけのオリジナリティを
追求しているみたいで。
マシカクなコオリを削って創りだされた
一期一会なヒトサラが運ばれてくるたびに、
いつもちょっと感動しながらカメラに記録し、
一緒に運ばれてくる、これまたこだわり
満載なスプーンですくいとって、
完成形を崩しながらいただく。
4年間も飽きずに食べ続けているのは、
おいしいのはもちろんだけれど、
それぞれのこだわりや個性を感じられるのが
クセになっているのかもしれない。

WRITTEN BY みずたま
いちごとかき氷をこよなく愛す、平凡なコピーライター。長めの文章を書くのがどうやら好きらしい。